カップルセラピーは、ご夫婦やパートナー、おふたりでごいっしょに受けていただくセッションです。使用可能言語は、日本語、英語、韓国語です。
たとえば、このようなときに、ご利用ください。
- お互いの関係を見直したいとき。
- ふたりきりで話していると、つい感情的になってしまって、冷静な対話ができないとき。
- 相手の気持ちが、わからなくなってしまったとき。自分の気持ちがストレートに伝えられなくなったとき。
ふたりの関係が難しい状態にあるとき
夫婦関係や恋愛関係は、ひとたびこじれると、非常に厄介なものになります。かつてお互いに惹かれ合い、認め合ったはずの相手と、分かち合うものが少なくなってしまったとき、冷静にコミュニケーションをとることすら難しくなることも多々あります。カップルセラピーでは、ふたりがお互いに向き合うための時間と空間が提供されます。関係は修復・改善するかもしれないし、結局は、終わりを迎えることになるかもしれません。お互いに納得・合意の上でふたりの今後について決めていくことができれば、たとえ終わりを迎えることになったとしても、傷ついたり、傷つけたりすることは少なくてすむでしょう。お互いに相手を理解するために、そして相手に対する敬意を失わずにいるために、カップルセラピーを利用してください。
パートナーの片方が、心理的に苦しい状態にあるとき
パートナーの一方が、心理的苦境に立たされているとき、もう片方のパートナーが、心配にも不安にもなるのは当然ですが、そのことによって、苦しい本人の負担はさらに増えることになってしまいます。相手に申し訳ない気持ちはあっても、それをことばで表現することもできず、そもそも自分の問題や状況を整理して伝えることも難しい。そんな中で、相手のちょっとした言動が気にさわって当り散らしてしまい、ますます自己嫌悪に陥る・・・、そういう悪循環が生じたときにもカップルセラピーの場が利用していただけます。
相手に自分の置かれている心理的苦境を理解してもらい、サポート(それは、多くの場合、そっとしておいてもらうことだったりします。)を依頼することもできるでしょう。また、カップルセラピーの場で、「ふたりの関係」が、現在の心理的葛藤に与えている影響がどのようなものかを考えてみることも有用です。たとえ、相手に不満がない場合でも、もっとも身近にいる人との関係というのは、いろいろな形で、こころに影響を与えています。
ふたりの関係をより深めるために
同居生活を続けているうちに、夫婦やパートナーは互いに「空気のような存在」になることがあります。とくに“問題”もない反面、お互いに対する興味や関心も薄れ、必要最小限の会話以外には対話などすることもないまま、月日が流れる、ということも珍しくありません。「セラピー」という言葉には該当しませんが、「カップルセラピー」の場を、「お互いのことをもっとよく知るための時間」に使っていただくこともできます。非日常的な空間で、慣れ切ったパートナーに改めて向き合うことによって、相手を新鮮な目で見直すことができるようになるでしょう。