外国で子育て

海外での子育てにまつわる不安や悩みは、表面的には、文化や生活習慣の違いによる戸惑いのように感じられることもありますが、実際には親としてのアイデンティティや価値観にも関わる深いテーマです。

外国で子育てをするには、文化や習慣、教育制度の違いからさまざまな戸惑いが生じます。妊娠や出産ひとつをとっても、病院の仕組みや医療スタッフとのやりとりが日本とは異なり、心細く感じることもあるでしょう。

子どもが成長するにつれて、今度は親子の関わり方や教育のあり方の違いが、日々の小さな戸惑いとして積み重なっていきます。日本では自然に共有できた「親同士の暗黙の了解」や「学校の常識」が通じない。きょうだい同士や友人関係の在り方も違い、どう関わるのが子どもにとって最善なのか、迷いが生じることもあるでしょう。子どもが成長するにつれて、親子関係やきょうだい関係、友人関係などにも日本との違いが現れます。学校生活の支援方法が分からない、教師や保護者との関わり方に悩む、といったストレスを感じる方も多いようです。

また、日本で育ったお子さんを外国に連れていく場合、一般的に「子どもは新しい環境にすぐ慣れる」と言われますが、実際には年齢や性格によって適応の度合いは大きく異なります。新しい言葉や文化に対する不安や抵抗を抱く子どもも少なくありません。

こうした中で、親自身も環境の変化や文化的な違いに影響を受け、心身の疲れや孤立感を抱えることがあります。お子さんとあなたが外国という環境の中で、ともに「よく生きる(well-being)」ためのヒントを、いっしょに探してみませんか。

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